ESGエンゲージメント・プロジェクト
機関投資家とNGO/NPOがチームを組んで、事業会社と対話しています。
社会課題解決を目指す機関投資家とNGO/NPOがチームを組んで事業会社と対話する枠組みをりそな銀行様とCSRレビューフォーラムとで作り、企業を動かすにはどうすればよいか、という観点で月次で議論し、りそな銀行様にて、そこでの知見を携えて事業会社各社と対話を行っています。
重い課題を抱えるパーム油から始めて、人権、CSR調達など、りそな銀行様と事業会社とで対話を進めてこられてきて、その成果が明確になってきたので、それをまとめました。
<機関投資家+NGO/NPO>の緊密な協働が各方面で広がることを願っています。
大日本印刷
包括的なレビュー
<NGO/NPOと機関投資家がチームを組んで企業の経営層と対話する>構図でのエンゲージメントとして日本初のものとなりました。
社会・環境・経済の全側面について、大日本印刷が社会に与えるプラス、マイナスの影響は何かを議論しました。
議論においては、自社の社会的使命を明確にした上で、使命に沿ってプラスの側面(社会課題解決)の事業を絞って行くことが重要等、統合経営のあり方について双方の意見が一致し、経営層の自信となったのは大きな成果であったと思われます。
<期間>
2018年5月
<レビュアー>
岩附由香、山口智彦、李研焱
<ゲストレビュアー>
りそな銀行アセットマネジメント部責任投資グループリーダー 松原稔氏
<大日本印刷ウェブサイト>
→ 統合報告書2018
https://www.dnp.co.jp/ir/library/annual/__icsFiles/afieldfile/
2018/12/18/dnp_integrated2018j.pdf(P.12)
大日本印刷
テーマを絞ったレビュー
「本業での社会課題解決とその開示」「CSR調達の進捗」の2つの要素について対話し、意見書を提出しました。
<期間>
2017年7月
<レビュアー>
黒田かをり、土井陽子、古谷由紀子、山口智彦
<大日本印刷ウェブサイト>
→ CSRレビューフォーラムからの意見書
https://www.dnp.co.jp/sustainability/report/back-number/pdf/dnp_csr2017.pdf(P.22)
NEC
包括的レビュー
中期経営計画(社会ソリューション事業)、ビジネスと人権、CSR調達の3要素について対話と提言を行いました。
<期間>
2016年5月〜6月
<レビュアー>
熊谷謙一、黒田かをり、古谷由紀子、山口智彦、李研焱
<NECウェブサイト>
→ https://jpn.nec.com/csr/ja/pdf/2016_04_02.pdf
CSRレビューフォーラムからの提言内容をすべて掲載していただいています。
大日本印刷
ダイアログと意見書
大日本印刷が2015年秋に発表した「DNPグループビジョン2015」について、2016年3月に議論しました。
その3ヵ月後、大日本印刷が発行した「CSR報告書2016」について、CSRレビューフォーラムとしての意見書を提出しました。
<レビュアー>
黒田、古谷、山口、李
<DNPグループ CSR報告書2016>
→ ダイアログの概要
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(旧グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク)
<期間>
2015年7月〜2015年11月
<ダイアログの概要>
開催日 | テーマ・参加企業 | レビュアー |
---|---|---|
7月17日 | ・ISO26000が示すステークホルダー・エンゲージメントの本質について | 山口智彦、熊谷謙一 |
9月18日 | ・ステークホルダー・エンゲージメントの必要性を理解する ・コニカミノルタ、DIC、日清オイリオ、NECキャピタルソリューション |
山口智彦、岩附由香、小榑雅章 |
10月16日 | ・経営とCSRの統合(1) ・コスモエネルギーホールディングス、TOTO |
山口智彦、岩附由香、李妍焱 |
11月20日 | ・経営とCSRの統合(2) ・アステラス製薬 |
山口智彦、岩附由香 ゲスト:森洋一(IIRC(国際統合報告委員会)メンバー 公認会計士) |
NEC
■ 包括的レビュー
現行および次期中期経営計画、人権、CSR調達、の3要素についてレビューと提言を行いました。
<期間>
2015年4月〜7月
<レビュアー>
岩附由香、熊谷謙一、黒田かをり、土井陽子、山口智彦、李妍焱
<NEC ウェブサイト ステークホルダー・エンゲージメント>
→ http://jpn.nec.com/csr/ja/stakeholder/iso_review.html
■ Vision for Social Value Creation改訂への参画
NECの長期ビジョンと社会ソリューション事業のあり方について対話を行いました。
<期間>
2015年7月〜9月
<レビュアー>
黒田かをり、山口智彦、李妍焱
http://www.nec.com/en/global/csr/stakeholder/iso_review.html
SCSK
マテリアリティ抽出プロセスへの参画
<期間>
2015年2月〜3月
<レビュアー>
岸本幸子、山口智彦
<SCSKの経営理念とCSR>
大日本印刷
ステークホルダー・ダイアログと意見書
社会課題解決事業について、また労働環境・人権、ダイバーシティ、サプライチェーンマネジメントについて包括的レビューを行いました。
その後、意見書を提出しました。
<期間>
2015年1月(ダイアログ)、6月(意見書)
<レビュアー>
岸本幸子、黒田かをり、土井陽子、山口智彦
<DNPグループ CSR報告書2015>
→ 第三者意見
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(旧グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク)
<期間>
2014年7月〜2015年3月
<ダイアログの概要>
開催日 | テーマ・参加企業 | レビュアー |
---|---|---|
2014年 7月17日 |
・オリエンテーション ISO26000の本質についての講座 |
山口 智彦、白木朋子、熊谷謙一 |
9月18日 | ・ステークホルダー・エンゲージメントの必要性を理解する ・LIXIL、オリンパス |
山口 智彦、白木朋子、古谷由紀子 |
10月16日 | ・経営とCSRの統合(1) ・コニカミノルタ、第一三共、みずほフィナンシャルグループ |
山口 智彦、岸本幸子、熊谷謙一、白木朋子 |
11月20日 | ・経営とCSRの統合(2) ・味の素 |
山口 智彦、岸本幸子、白木朋子、米良彰子 |
12月18日 | ・マテリアリティ(1) ・大林組、サッポロホールディングス、ノーリツ |
山口 智彦、岸本幸子、熊谷謙一、白木朋子 |
2015年 1月22日 |
・マテリアリティ(2) ・国際石油開発帝石 |
山口 智彦、黒田かをり、古谷由紀子 |
2月19日 | ・進出した途上国における労働問題 ・タムロン、TOTO、リコー、シスメックス、ダイキン工業、信越化学 |
山口 智彦、黒田かをり、熊谷謙一、白木朋子、土井陽子、若林秀樹 |
3月19日 | ・まとめ ステークホルダー・エンゲージメント設計書 −− ・各社 設計書発表 ・グループディスカッション |
山口 智彦、熊谷謙一、小榑雅章、白木朋子、日比保史、古谷由紀子 |
NEC
中期経営計画、CSR調達、環境、人権の4要素について対話と提言を行いました。
<期間>
2014年3月〜6月
<レビュアー>
岩附由香、岸本幸子、熊谷謙一、黒田かをり、藤村コノヱ、山口智彦、李妍焱
キッコーマン
CSRレビュー及びステークホルダー意見書作成しました。
<期間>
2014年1月〜3月
<レビュアー>
岸本幸子、熊谷謙一、米良彰子、山口智彦
日本経済団体連合会
企業行動委員会社会的責任経営部会で、CRFの取り組みを紹介するとともに、ステークホルダー・エンゲージメントに関する課題について、委員の皆さんと意見交換を行いました。
<期間>
2013年11月
<レビュアー>
岸本幸子、山口智彦
<会合の概要>
→ http://www.keidanren.or.jp/journal/times/2013/1128_08.html
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(旧グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク)
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン ステークホルダーエンゲージメント分科会(旧グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワークISO26000分科会)とCRFのパートナーシップのもと、分科会に参加している各企業のCSR担当の皆さんとCRFのレビューアーが、6つのテーマについてステークホルダー・ダイアログを実施しました。ダイアログの経験を積むことが重要との考えから、各回4〜6社ずつの企業とCRFのレビューアーが対話する形としました。各テーマに対する各社の問題意識や、現在の取り組み状況、課題などについて分科会参加者に事前アンケートを実施し、当日はその結果やダイアログ参加企業による取り組み事例などを題材に議論を深めました。
<期間>
2013年8月〜2014年4月
<ダイアログの概要>
開催日 | テーマ・参加企業・参加者人数 | レビュアー |
---|---|---|
2013年 10月9日 |
・経営とCSRの統合 ・MS&AD インシュアランスグループ ホールディングス、NECフィールディング、三菱重工業、住友商事、JX日鉱日石開発 ・43名 |
小榑雅章、熊谷謙一 、山口智彦 |
11月13日 | ・マテリアリティ ・ニコン、丸紅、荏原製作所、住友生命保険 ・43名 |
岸本幸子、熊谷謙一、山口智彦 |
12月11日 | ・サプライチェーン・マネジメント ・凸版印刷、信越化学、伊藤忠商事、セイコーエプソン、タムロン ・43名 |
岩附由香、岸本幸子、山口智彦 |
2014年 1月8日 |
・消費者課題 ・TOTO、アサヒグループホールディングス、ライオン、テルモ、キリンホールディングス、ヤマハ ・51名 |
岸本幸子、小榑雅章、古谷由紀子、山口智彦 |
2月20日 | ・デューデリジェンス ・日立製作所、大日本印刷、第一三共、みずほフィナンシャルグループ ・55名 |
熊谷謙一、若林秀樹、山口智彦 |
3月12日 | ・コミュニティ参画 ・住友林業、ウシオ電機、コニカミノルタ、国際石油開発帝石、SCSK、帝人 ・37名 |
岸本幸子、黒田かをり、白木朋子、米良彰子、李妍焱 |
4月9日 | ・まとめ、これまでのダイアログの振り返り ・上記6テーマのチームに分かれてワークショップ ・27名 |
山口智彦 |
<グローバル・コンパクト・ジャパン・ネット−ワーク 分科会活動>
伊藤忠商事
伊藤忠商事のCSR推進とその主要課題、レポーティングのあり方などについて、CSRレポートをもとに、広報部CSR・地球環境室との対話を通じて概括的レビューを行ないました。
<期間>
2012年9月〜10月
<レビュアー>
岸本幸子、熊谷謙一、山口智彦、若林秀樹
<CSRレポート2012 ステークホルダー意見書>
→ http://www.itochu.co.jp/ja/csr/opinion/
→ http://www.itochu.co.jp/ja/csr/report/2012/pdf/12fullj90-92.pdf
NEC
経営とCSRの統合、サプライチェーン・マネジメント、人権、労働慣行など、ISO26000の原則、中核主題に沿って、関係する各部署との対話を通して包括的レビューを行ないました。
<期間>
2012年1月〜5月
<レビュアー>
加藤三郎、岸本幸子、熊谷謙一、黒田かをり、谷口玲子、藤村コノヱ、古谷由紀子、堀井紀壬子、山口智彦、若林秀樹
<CSRレポート2012 ステークホルダー意見書>
→ http://www.nec.co.jp/csr/ja/report2012/stakeholder/iso_review.html
参天製薬
再構築中のCSR体系についてレビューを行ないました。
<レビュアー>
熊谷謙一、黒田かをり、古谷由紀子、山口智彦
<CSRレポート2012 ステークホルダー・ダイアログ>
東芝
ステークホルダー・エンゲージメントの本質とは何かについて、CSR推進室とダイアログを行いました。
<レビュアー>
岸本幸子、熊谷謙一、黒田かをり、山口智彦
<CSRレポート ISO26000を活用したCSRマネジメント強化>
→ http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/engagement/report/pdf/report12_08.pdf
→ http://www.toshiba.co.jp/csr/jp/engagement/dialog/dialog2012.htm
NEC
NPO/NGO、消費者団体、労働関係者がアライアンスを組んで企業活動をレビューする初の試みとなりました。このエンゲージメントに名乗りを挙げてくださったNEC社に敬意を表します。
ISO26000の原則、中核主題に沿って、関係する各部署との対話を通して包括的なレビューを行ないました。
<期間>
2010年12月〜2011年5月
<レビュアー>
加藤三郎、黒田かをり、鷹野秀征、岸本幸子、杉田教夫、田村太郎、藤村コノヱ、古谷由紀子、山口智彦、由良聡